プレッパー(ズ)が登場する映画・アニメ・漫画・小説・ドキュメンタリーを紹介

プレッパー

今回は、感染症や災害などの危機に備えるプレッパー(ズ)について紹介します。

以前は、ものをなるべく持たないミニマリスト的な考え方が流行っていました。
しかし、最近は、プレッパー的な考え方に注目する人々も増えているんです。

いきなりプレッパーって言葉が出てきましたが、皆さんは『プレッパー』のことをご存知ですか?

プレッパーというのは、一言で簡単に説明すると、

自然災害や経済恐慌など
カタストロフィが起きたとき
自力で生き残れるよう備えている人たち

のことです。

備えあれば憂いなし。
確かにそうですよね。

感染症の流行や大規模な災害が起こったときに受けるダメージは身体的なものにとどまりません。
生活を支える基盤である経済も被害を受けますから、その後の生活に対する不安なども大きくなります。
長年勤めていた職場をいきなり解雇され、職を失ったことで、
明日からどうすればいいんだ……?
とビックリした経験がある人もいるのではないでしょうか。

大災害が起きれば、食料や生活必需品が一時的に手に入らなくなることもあるでしょう。
トイレットペーパーがなくなるくらいなら命に関わりませんが、食料品が手に入らなくなったらご飯が食べられなくなります。
ご飯が食べられなくなれば健康を維持していくことができませんから、これは、死活問題になってきますよね。

一度、大きな災害などにあって、生活が不便になったり、一時的にご飯が食べられなかったりした経験を持つ人は、
「今後は、少しくらいは生活用品や食料(食べ物)の備蓄の用意をしていた方が良いかも……」
と、緊急の事態に備えて、備蓄をするようになる人も多いようです。

繰り返しますが、今回紹介するプレッパー(ズ)は、緊急時に備えて、然るべき用意を怠らない人たちです。
そんなプレッパーたちの行動のメリットや魅力についてリサーチしているので、ぜひ、読んでみてくださいね。

具体的な内容としては、

・プレッパーとは、どんな人たちで、どういったことをしているのか?
・プレッパーになることでどんなメリットがあるのか?

・プレッパーが出てくる映画・アニメ・漫画・小説・ドキュメンタリーを紹介

などについて解説していくので、ぜひ、参考にしてみてください!

当記事の目的は、プレッパーを見習うべきところや、魅力について解説していくことです。
プレッパーの、もしもの時の備えを怠らない、という考え方は、災害が起こったときに必ず、自分自身を助けてくれるでしょう。

また、ここで紹介するプレッパーたちは、何か大きな災害が起こったときに、自分たちだけが生き残れればいい、という自己中心的な考え方を持つ人々ではありません。
むしろ、
『いざというときは、地域コミュニティと協力して、他の人を助けていきたい』
という考えの元で、訓練や備えを行っている人が多いです。

そのため、この記事は、皆さんにプレッパーになることを推奨し、いたずらに食料や生活用品の買い占めをすることを扇動するような意図はありませんので、くれぐれも誤解のないようにお願いします…!

そもそもプレッパー(ズ)とは何者なのか?

冒頭でも簡単に説明しましたが、プレッパーというのは、

世界の終わり(カタストロフィ)、あるいは、現代社会の崩壊が起こることを本気で想定して、なおかつ、それに向けて準備をしている人々

のことです。

かれらプレッパーたちは、現代社会崩壊後の世界を生き残るため、独特の信念や動機、戦略を持って行動しています。
たとえば、プレッパーは、何年分かの食料や水や医薬品、トイレットペーパーなどの日用品の備蓄を行っています。
その他にも、銃や弾薬などの武器も武器庫に備え、狩猟や格闘技などのスキルを身に付けて、カタストロフィに備えています。

そんなプレッパーたちは、2020年7月現在、アメリカ合衆国だけでも数百万人いるとされています。
かれらは、精神的な病気であったり、特別に変わった人であったりするわけではありません。
プレッパーの大半の人は、会社員や自営業者として普通に暮らし、バランスをとりながら社会生活を営む善良な人たちなのです。

プレッパーのように、未知の病原菌の蔓延や災害について備えていれば、もしもの時に、食料や生活必需品がなくて困ることはないでしょう。
有事のときに焦ってスーパーで買い占める、のではなく危機が訪れる前から予測して、備蓄を十分にしておくのがプレッパーのエライところなのです。

プレッパーの強み・優れている点とは?

さて、そんなプレッパーたちですが、改めて、かれらからどんなことが学べるのか、まとめてみました。

【プレッパーの優れている点】

・普段から緊急時のために備えをしているので生存において有利
・いざというときに慌てないで行動できる

・備えがあるので、何かがあったときに安全、安心

深刻な感染症や災害が起こったあとの世界は、備蓄の重要性が高くなる、と考えられています。
これらの悲惨な出来事は、世界中の人々の健康を害し、世界経済に深刻な打撃を与えます。
これによって、食料や生活必需品などの不足が起こります。

たとえば、感染症が流行したとします。
すると、急に、マスクや消毒液などの生活用品が手に入らなくなるでしょう。
手に入る場合もありますが、品薄で、普段の倍以上の金額で買わないといけない。
これでは、生活がとても不便になってしまいます……。

このような出来事が起こっていくなかで、ある不安が胸の中に生じます。
「もし、生活用品だけでなく、食料や水まで手に入らなくなってしまったら、一体、私たちはどうなるんだ……?」

いや、自分一人だけなら、まだ、耐えられると思います。
しかし、もし、あなたに子どもがいて、その子どもたちがお腹を空かせていたとしたら……?
飢えに苦しむ子どもの姿を見るのは、自分のお腹が減ることよりも辛いことだと思います。
水や食料が手に入らなくなってしまったら、下手すれば飢え死にすることもありうるかもしれません。

大きな災害が起こったとき、物資を持たないミニマリストたちの生活は破綻することになります。
ミニマリストたちの基本的な考え方は、できるだけ周りのものを減らしてシンプルに生きることですから、破綻までしなかったとしても、その生活には、かなり大きな不便が生じることになるでしょう。
もちろん、ミニマリストが悪いということではありません。
ですが、災害時に備えて、食料や水、生活用品の備蓄をある程度持っておくのは良いことかと思います。
プレッパーにならずとも、そのような備えがあれば、急にモノが手に入らなくなったときにも安心ですよね。

プレッパーたちは、不測の事態に備えて、常に備蓄を用意しています。
たとえば、アメリカのプレッパーは、凄いことに、自給自足のための準備までしている徹底した人たちもいます。
このような人たちは、自給自足のために、自分で保存食をつくり、農場を用意し、家畜を飼います。
さらには、地下シェルターを用意する人までいます。
それだけではありません。
暴動や食料の奪い合いなどが起こったときに備え、自衛のための弾薬を十分な量を確保していることさえもあるのです。

もちろん、プレッパーたちのやっていることを、大げさと捉える人もいるでしょう。
日本では、大震災が起こったときも暴動なんて起こりませんでしたから。

ですが、何度も言いますが、不測の事態に備えておくことは、安心感や自由感を得るために大切であることも事実です。
もしものときの備えがあれば、その分、精神的にゆとりを得ることができますよね。

その意味で、プレッパーを単なる心配性ないし、変わり者である、と解釈するのではなく、逆に、かれらの姿勢を学ぶのは有益ではないでしょうか。
プレッパーたちを、緊急時の用意を怠らないしっかりした人たちである、と捉えて、プレッパーの備えやサバイバル技術について学ぶのは、とても有意義なことではないか、と思います。

さすがに、日本人で、アメリカのプレッパーの如く核シェルターまで用意する人はなかなかいないし、真似することは難しいと思いますが(笑)
でも、有事に備えて、水や食料、生活用品などの備蓄を、ある程度用意しておいて損はない、と思います。

カタストロフィが起こる原因とは

ちなみに、プレッパーが備えているのは、感染症や災害だけではありません。
プレッパーは、あらゆる種類のカタストロフィに備えている人たちなのです。

では、感染症や災害以外にカタストロフィが起こる原因というのは、一体、どんなものなのでしょうか。
具体的に例を挙げて紹介してみましょう。

そもそも、まず、カタストロフィって何でしょうか?
カタストロフィは、自然界や人間社会における大変革であり、悲劇的終末
のことを意味しています。

この項目では、カタストロフィが起こってしまう原因についてまとめてみました。
カタストロフィまでいかなくとも、現在の生活基盤が失われる危険性がある要素・事柄について、11の要素に分類してまとめてみましたので、是非、あなた好みのカタストロフィを見つけてみてください(笑)

【カタストロフィの11つの引き金・原因】

1、未知の病原菌の蔓延(インフルエンザ、コレラ、マラリアなど)
2、自然災害(火山の噴火や地震、津波など)
3、金融危機(経済恐慌やハイパーインフレ)
4、大きな戦争(核戦争)
5、放射能による汚染(原発の放射能漏れなど)
6、人口の爆発
7、気候変動
8、太陽フレアやEMP攻撃で発生した電磁パルスで電子機器が壊れる
9、ポールシフト
10、巨大隕石の衝突
11、宇宙人の襲来 etc.

以上、カタストロフィの原因を11コに分類してみました。
これらが、現在、カタストロフィ(悲劇的終末)がやってくる原因と考えられています。
また、カタストロフィを引き起こす要素は、一つ一つではなく、同時に複数起こることもありますのでご注意ください。(どうやって?)

病原菌、噴火、地震、津波、気候変動、隕石の衝突、宇宙人の襲来……。
どれも映画や漫画や小説にありそうですよね。
これらのカタストロフィが原因で地球に危機が訪れる、といった内容の映画を、皆さんも1つくらいは見たことがあるんじゃないでしょうか。
ちょっと思いつくものでも、未知の病原菌なら『コンテイジョン』『感染列島』がありますし、巨大隕石の衝突なら『アルマゲドン』があります。
どの映画も有名なので、名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。

ちなみに、聞き慣れない人のために、ポールシフトについてももう少し説明しておきましょうか。
ポールシフトというのは、惑星などの天体の自転に伴う自転軸や磁極が、何かしらの原因で、現在の位置から動いてしまうことです。
ポールシフトが起こると、地球環境が大きく変化する危険があります。
たとえば、宇宙線が降り注ぐ量が増えて、癌などの病気が急増したり、他にも異常気象や地震、火山の噴火などにも影響を与えたりするのではないか、と考える人もいます。

どんな理由で皆プレッパーになるの?

プレッパーと容器

カタストロフィといえば、我々、日本人が近年体験したものといえば、やはり、東日本大震災が挙げられると思います。
東日本大震災では、最初に大きな地震がやってきて、その次に津波が起こりました。
その津波は、福島第一原子力発電所事故を引き起こし、多量の放射性物質を外部へ放出するきっかけになりました。

もちろん、東日本大震災は、実際には、カタストロフィまでは発展していません。
しかし、津波によって家屋が流され、家を追われた人々の中にはしばらくの間、サバイバル生活を送っていた人が沢山いることも事実です。

もし、再び、東日本大震災のような大きな災害が日本を襲ったならば、たとえ、それが未曾有のカタストロフィへ繋がらなかったとしても、僕たちは、今のような生活ができなくなる可能性があるのです。

このような事態に陥っても、プレッパーたちのような備えがあれば、生き延びられるでしょう。
水や食料が手に入らない状況でも、備蓄を行っておけば、救助が来るまでしばらく持ちこたえることができそうです。
プレッパーのように備蓄しておけば、サバイバル状況に置かれても、生き残る可能性を上げられるのです。

実際、プレッパーの人たちにプレッパーになった理由を聞いてみると、ネットなどで知識を得ただけでなく、戦争体験や強盗被害や自然災害からの避難、経済恐慌などを経験して、それがトラウマになったからである、と答える人たちもいます。

トラウマがきっかけで、『危機に備えねばならない』という強い脅迫観念を持つようになった人がプレッパーになる、というのは理屈として理解できますよね。

さて。
次の項では、プレッパーが登場するドキュメンタリーや映画、アニメ、漫画、小説などを紹介します。
プレッパーに興味がある人は、ぜひ、参考にしてカタストロフィに備えて頂きたいと思います。

プレッパーが出てくるドキュメンタリー・映画・アニメ・本などを紹介

実は、さまざまなドキュメンタリーや映画、アニメや本などにおいてプレッパーたちは登場しています。
YouTubeでも、外国のプレッパーたちの動画はアップロードされていますが、今回は、日本語吹き替えや日本語字幕があるものを紹介しますね。

で、プレッパーが出てくる作品をかなり調べたのですが、基本、プレッパーというのは終末に備える人たちなので、傾向としてサスペンス要素を含むものが多いな、と感じました。

プレッパーが出てくる番組・ドキュメンタリー

それでは、最初にプレッパーズが出てくるドキュメンタリーについて紹介します。

プレッパーズ 世界滅亡に備える人々

番組名 プレッパーズ 世界滅亡に備える人々
原題 Doomsday Preppers
放送開始年(日本) 2012年
視聴できるVOD
(2020年7月の情報)
ニコニコ動画(2020年7月現在)

もしも、あなたがプレッパーズのリアルについて知りたいならば、まず最初に見た方がいいのは、『プレッパーズ 世界滅亡に備える人々』です。

『プレッパーズ 世界滅亡に備える人々』を見れば、プレッパーという人たちが、一体、どのような人たちなのかがすぐに分かるでしょう。

ただし、この番組は、面白さを優先しているためか、平均的なプレッパーよりも資産をもっているプレッパーたちにフォーカスしている、とする意見もあります。確かに、備蓄にお金を沢山かけている人たちを取材した方が派手な分、見栄えも良くなりますからね。

その意味では、実際の多くのプレッパーは、もっとささやかに緊急時の備蓄を行っている、と考えた方が良いかもしれません。

『プレッパーズ~世界滅亡に備える人々~』を詳しく知りたい!

世界の”現実”旅行(エピソード8)

(出典:Netflix

番組名 世界の”現実”旅行
エピソード8
原題 Dark Tourist
放送開始年 2018年7月20日
視聴できるVOD
(2020年7月の情報)
Netflix

『世界の”現実”旅行』は、Netflixのドキュメンタリー番組で、ダークツーリズムが主題です。

『世界の”現実”旅行』では、ジャーナリストのデヴィッド・ファリアーが、福島第一原子力発電所やジェフリー・ダーマ―の殺人事件など、悲惨な事故があった地域を訪れます。

プレッパーについて取材しているのは、世界の”現実”旅行の最終話であるエピソード8です。

話の中で語られたプレッパーの元祖がノア、という解釈は、とても斬新で面白かったです。
ノアというのは、もちろん、ノアの箱舟のノアのことです。

ノアとその家族は、人類の99.9%が大洪水で死に絶えたときに、唯一生き残った存在。
そんなノアの箱舟の巨大レプリカのある場所を、デヴィッド・ファリアーが訪れます。

ただし、プレッパーというテーマは、エピソード8の一部で取り扱っているだけなので、尺が短く、物足りなさを感じる人も多いかもしれません。
プレッパーたちについてガッツリ知りたい人には、やはり、『プレッパーズ 世界滅亡に備える人々』がおすすめです。

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プレッパーが出てくる映画

この項目では、プレッパーが活躍、あるいは重要な役割を果たしている映画を紹介します。
映画の場合、ドキュメンタリーで紹介されるようにプレッパーの生態を詳しく紹介する、といった趣旨のものはありませんでした。
出てくる登場人物は、プレッパーに該当するのですが、プレッパーであることを前面に押し出して描かれているわけではないので、いわゆる『プレッパーの生態を紹介します映画』ではありません。
そして、先ほども紹介しましたが、サスペンス要素を強く押し出している映画が多いように感じました。

テイク・シェルター

映画名 テイク・シェルター
原題 Take Shelter
監督 ジェフ・ニコルズ
キャスト マイケル・シャノン
ジェシカ・チャスティン etc.
公開年 2011年
視聴できるVOD
(2020年7月の情報)
TSUTAYA DISCAS/TSUTAYA TV

妄想に囚われた危ういタイプのプレッパーについて描いた映画です。
これは、とても良いプレッパー映画ですね……!

『テイク・シェルター』でプレッパーを演じるのは、マイケル・シャノン。
マイケル・シャノンといえば、悪役を演じさせたら右に出るものはいない男。
そんな彼が、一癖ある夫の役を好演しています。

オハイオ州の工事現場で地盤の掘削を仕事にしているカーティス(マイケル・シャノン)は、妻と難聴の娘と幸せに生活をしていたのですが、ある日を境に、巨大な竜巻が自分の住む街を襲う夢にうなされるようになります。
その夢のなかでは、竜巻とともに降った赤い雨に濡れた人々は、理性を失って、カーティスや娘を襲っててきます。夢のリアルさに、次第にかれは強迫観念にとらわれていき、自分の家の庭に、竜巻を避けるためのシェルターを作り始めるのです。

くるかどうかも分からない大災害にひたすらに備えようとする彼の行動は、周囲の人から見れば、常軌を逸しており、危ういプレッパーのそれを彷彿とさせます。
大災害の夢は、予知夢なのか、はたまた、かれの妄想なのか。
『テイク・シェルター』は、プレッパー映画としてみるか、宗教的な映画としてみるか、によって受ける印象がガラリと異なります。
プレッパー映画として見るなら、カーティスは、いささかやり過ぎたプレッパー。
宗教映画として見るなら、カーティスは、神に信仰を試されている信者。
『テイク・シェルター』の魅力の1つは、カーティスが正気なのか、狂っているのか、最後の最後まで分からない絶妙な匙加減の部分です。

地味な映画ではありますが、『テイク・シェルター』は、隠れた秀作で、とても面白いので、ぜひ、一度鑑賞してみてください。
(ああ、Amazonでレビューが200以上もついていて、隠れた秀作、もないのか…。でも、この映画に200以上のレビューがついているのはとても意外でした。)

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ノア 約束の舟

映画名 ノア 約束の舟
原題 Noah
監督 ダーレン・アロノフスキー
キャスト ラッセル・クロウ
ジェニファー・コネリー
レイ・ウィンストン
エマ・ワトソン
ローガン・ラーマン
アンソニー・ホプキンス etc.
公開年 2014年
視聴できるVOD
(2020年7月の情報)
Amazonプライム・ビデオ

『世界の”現実”旅行』の紹介のときに触れましたが、
聖書に出てくるノアは、人類最初のプレッパー、いわば、元祖プレッパー

大洪水が起こることを知ったノアは、洪水が全てを飲み込む前に、巨大な船『ノアの方舟(箱舟)』をつくって、選ばれた生物だけを助け出そうとします。

でも、あんな大きな方舟を、ノアはどうやってつくったんでしょうか?
だって、方舟には、すべての動物のつがいが乗るんですよ??
当然、犬や鳥やウサギだけではありません。
そこには、蛇もゾウもライオンだって乗るわけです。
それらをまとめて全て船に乗せてあげる、なんて話になれば、途方もない大きさの方舟が必要ですよね。
とても、ノアとその家族だけじゃ、そんな方舟はつくれないでしょう。

そんな疑問について、この映画『ノア 約束の舟』は、すっきり明快な解決法を見せてくれます。
ああ、なるほど(ポンと手のひらをうつ)。
そうやってつくったのか。
確かに、それなら可能だわー(笑)

さて。
『ノア 約束の舟』のノアは、超確信的なプレッパーです。
来るかどうかも分からない洪水に対して、超大がかりな対策をしている俺って何なの?? みたいな悩み方はしません。
さすが、あのグラディエーターのラッセル・クロウが演じているだけあって、ノアは、洪水が起こることを完全に確信しているので、その前提条件はほぼ揺るがないのです。

むしろ、もっと、でっかいことで悩みます。

この話は、精神の均衡が保てず、正気と狂気の狭間を行き来する繊細系プレッパーの話じゃないんです。
この映画は、大災害時に生き残る力を持ったプレッパーが、洪水が来たときに、
・だれを生かすべきなのか?
・だれを見捨てるべきなのか?

という決断に葛藤する物語なのです。

力あるプレッパーが大災害時において、生かすべき命を神に選ばされる、というキツーい物語
なのです。
その意味では、『ノア 約束の舟』は、プレッパー映画というジャンルの一歩先を行った物語である、とも言えるでしょう。

みどころはそれだけじゃありません。
『ノア 約束の舟』は、完成した方舟に誰が乗るのか、ノアとその家族、それから、ノアの父を殺した宿敵トバルカイン同士の箱舟争奪戦も一緒に展開されます。

ダーレン・アロノフスキー監督は、聖書のノアの方舟の物語の中で行われたかもしれない箱舟争奪戦を1.25億ドルという超膨大な製作費をかけてつくりました。

人類の終焉、そして、新たな始まり。
美しくも破壊的なカタストロフィを目の当たりにしてください。

この映画を見る前に、聖書について少し勉強しておくと物語がより深く理解できます。

【ノア 約束の舟の事前予習におすすめの5つの知識】

・ノアの方舟自体のエピソード
・ノアの家族とその人間関係
・エデンの園
・カインとアベルの物語
・トバルカインについて

このあたりを予習しておくと、より深く楽しめると思います。
それに、ダーレン・アロノフスキー監督が聖書をどこまでいじって改変したのかも分かって興味深いです。

というわけで、『ノア 約束の舟』は、プレッパーと聖書の両方を理解できるおすすめの映画です。

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ザ・ロード

映画名 ザ・ロード
原題 The Road
監督 ジョン・ヒルコート
キャスト ヴィゴ・モーテンセン
コディ・スミット=マクフィー
シャーリーズ・セロン etc.
公開年 2009年(アメリカ合衆国)
2010年(日本)
視聴可能媒体
(2020年7月の情報)
TSUTAYA DISCAS/TSUTAYA TV

アカデミー賞を受賞した『ノーカントリー』の原作を書いた作家、コーマック・マッカーシーの同タイトルの小説を映画化。
主演は、グリーンブックでとても魅力的なドライバーを演じたヴィゴ・モーテンセンです。

『ザ・ロード』の世界は、本当に救いようがないくらいに悲惨です。
主役の二人は父と子で、文明崩壊と気候変動によって、動植物が死に絶えようとしている世界で、ひたすらに南へ向かって旅を続けています。

かれら親子は、旅の途中で、偶然、無人の家の地下核シェルターを見つけ、そこに食料がどっさりと備蓄されていることにホッとするのです。
アメリカの映画やドラマの終末世界では、このような備蓄がある家がたまに出てきますが、これは、おそらくプレッパーたちの家なのだと思います。

劇中、直接プレッパーが登場することはありませんが、文明崩壊前に備えていたプレッパーの存在を確かに感じられる1本です。
ピューリッツァー賞を受賞したマッカーシーの原作小説も、とても良い雰囲気を出しています。
映画が気に入った人は、小説『ザ・ロード』の方も読んでみるとより楽しめるでしょう。

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プレッパーが出てくるアニメ

プレッパーが出てくるアニメ……は、以外と少ない気がしました。
やがて来るだろうカタストロフィに備える少年と少女。
ライトノベルには、結構、ありがちな設定だと思うんですけどねぇ……。
もし、思い当たるものがあれば、教えてください。
こちらに加えさせて頂きます!!

revisions リヴィジョンズ

アニメ名 revisions リヴィジョンズ
監督 谷口悟朗
キャスト 内山昂輝
小松未可子
島崎信長
高橋李依 etc.
話数 全12話
放送期間 2019年1月~3月
視聴可能媒体
(2020年7月の情報)
TSUTAYA DISCAS/TSUTAYA TV

『revisions リヴィジョンズ』は、あの『無限のリヴァイアス』の谷口悟朗監督の新感覚SFアニメです。
渋谷の中心部まるごと300年以上先の遥か遠い未来へと時間移動してしまい、それに巻き込まれた主人公たちが、未来人と戦いながら現代に戻ろうとします。

この『revisions リヴィジョンズ』というアニメにおけるプレッパーは、主人公である堂嶋大介です。
大介は、いつか訪れる危機に対して、『俺がみんなを守る』と決意し、そのために筋トレなどの努力を日々重ねています。
しかし、そんな大介の想いは、未来人との戦いにおいて、空回りし続け、周囲からは、とても痛いヤツだと見做されてしまっています。
重度のメサイアコンプレックス(自分が救世主になれる、と思い込む妄想)に陥った大介の中二病ぶり、空回りっぷりは、自意識に振り回された経験がある人にとっては他人事とは思えないでしょう。
ぼくは、大介の一挙一動に目が離せなくなり、気付けばイッキ見でした。

大介は、アメリカのプレッパーのような水や食料を備蓄するようなプレッパーとは違い、ただ、身体を鍛えているだけなので、備えっぷりは甘いです。
本当の意味で、危機に備えてきちんと対応するには、筋トレだけじゃダメなんだなー、と思わされる一作です(笑)

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プレッパーが出てくる漫画

プレッパーが出てくる日本の漫画について紹介します。

ぷれっぱ!

書籍名 ぷれっぱ!
著者 氷川へきる
巻数 1巻~
初巻発売日 2019年9月26日 

『ぷれっぱ!』は、女子高校生と学ぶ本格的な防災4コマ漫画です。
シリアスなストーリー展開になりがちなプレッパーものの中では異色のゆるくて楽しい漫画です。
でも、プレッパーがどんなことをしている人たちなのか知りたい、という人の入門書としては丁度良いかもしれないですね(笑)

『ぷれっぱ!』のように、ベッドやお菓子、遊び道具にワクワクするような防災グッズがあれば、やがてくるかもしれないカタストロフィも、リラックスしながら前向きな気持ちで準備できるでしょう。

『ぷれっぱ!』について詳しく知りたい!

アイアムアヒーロー

書籍名 アイアムアヒーロー
著者 花沢健吾
巻数 全22巻
発表年 2009年4月20日 

アイアムアヒーローの主人公である鈴木英雄も、いわゆる水や食料などの備蓄を用意するようなプレッパーではありません。
しかし、かれは、クレー射撃が趣味で、散弾銃を所持しており、それが、後々に起こる危機的状況を切り抜けることに繋がります。

かなり重要なネタバレとなるため、ここで詳しくは書きませんが、かれは内心、この現実世界の秩序が崩れることを心の底では願っているかもしれない、と感じさせる部分もあります。

厳密には、プレッパー漫画ではありません。
しかし、アイアムアヒーローは、現実感のある『カタストロフィ後の世界』が見たい人には超おすすめの漫画です。
この漫画が原作の大泉洋さんが主演の同タイトルの映画も、すごく面白かったので観て損はないでしょう(笑)
しっかし、大泉洋さんは、有村架純さんと長澤まさみさんの2人に囲まれて、超絶スーパーウルトラ羨ましいですね…!(爆)

アイアムアヒーローについて詳しく知りたい!

プレッパーが出てくるゲーム

プレッパーが出てくるゲームには、どんなものがあるのでしょうか。

デス・ストランディング

ゲーム名 DEATH STRANDING
(デス・ストランディング)
制作会社 コジマプロダクション
プロデューサー 小島秀夫
対応機種 Playstation 4
Microsoft Windows
発売年 2019年11月8日
(Playstation 4)

DEATH STRANDING(デス・ストランディング)は、あのメタルギアシリーズをつくった小島秀夫監督が、新たに新会社コジマプロダクションを立ち上げて開発したゲームです。

このデス・ストランディング内におけるプレッパー(ズ)は、終末的世界において、人々と繋がりを持たず、シェルター内で孤立して暮らしています。

ゲームの主人公であり、プレイヤーであるサムは、プレッパーたちの依頼を受注し物資を届けることで感謝されたり、協力をしあう関係になったりします。
小島秀夫監督のつくるゲームは、現実の世界と地続きの世界になっており、ゲームの隅々までリアリティがあ行き渡っています。
神は細部に宿る、というのはまさにこのことですね。
ぜひ、ゲームの主人公サムになって、プレッパーたちと親交を暖めていって欲しいです(笑)

デス・ストランディングについて詳しく知りたい!

プレッパーが出てくる小説

プレッパーが出てくる小説について紹介します。

ニュークリア・エイジ

書籍名 ニュークリア・エイジ
原題 The Nuclear Age
著者 ティム・オブライエン
翻訳者 村上春樹
発表年 1985年 

『ニュークリア・エイジ』は、村上春樹さんが翻訳したティム・オブライエンの小説です。
簡単にいえば、核爆弾から身を守るためのシェルターを庭に穴を掘って作ろうとしている男の人生についての物語です。
なんていうと、プレッパーの出てくる映画の項で紹介した『テイク・シェルター』と少しだけ共通点があるかもしれません。

『ニュークリア・エイジ』もプレッパーの危うさを描いている物語であり、ティム・オブライエンのストーリーの語り口が上手いのか、村上春樹さんの翻訳が絶妙なのか分かりませんが、600ページを超える分厚い物語でありながらも、ぐいぐいと読ませるのが不思議です。
パワーと情熱に溢れた物語が見たい人はぜひ。
(ちなみに、ドナルド・トランプの伝記を書いたジャーナリストのティム・オブライエンと、小説家のティム・オブライエンは別人です。)
ティム・オブライエンはぼく自身、とても大好きな小説家で、別のページでもかれの小説についての記事も書いています。
興味がある人はぜひ、こちらも目を通してみてください。

ティム・オブライエンベスト7!入門者へのおすすめは何?村上春樹が翻訳した本当のベトナム戦争小説
ティム・オブライエンはベトナム戦争をテーマとしている作家です。日本では村上春樹さんが翻訳したことで有名となり、『本当の戦争の話をしよう』などがよく読まれています。そんなかれの小説・エッセイのベスト7や映画化作品などを紹介します。

とまあ、以上になりますが、まだまだ、探せば、プレッパーが出てくる物語はたくさんあります。

少しだけ補足です。
アダルトコンテンツではありますが、『缶詰少女ノ終末世界』というPCゲームも、プレッパーが活躍するゲームとして楽しむことができます。
『缶詰少女ノ終末世界』は、終末に立ち向かうプレッパーズADVというジャンルで売られているくらいなので、ど真ん中のプレッパーゲームです。
アダルトコンテンツなため、リンクは貼っておりませんが、興味が湧いたという人は参考にしてみてくださいね。

いかがでしたでしょうか。
他にも、プレッパーが活躍するコンテンツが見つかりましたら、順次、追加していきますので楽しみにしていてください。

日本にプレッパーはいるの?

先ほどの項目で紹介したように、日本のアニメや漫画などには、プレッパーが登場する作品があります。

では、リアル・プレッパーは、この日本にいるのでしょうか?
これについては、さすがに、本格的にカタストロフィに備えている、という人はちょっと探したくらいでは見つからず、当然、ぼくの周囲にもいませんでした。
しかし、yahoo!知恵袋で検索してみたら、核シェルターを持っているツワモノ日本人も中にはいるようです。
核シェルターを持っているなんて、すごくお金持ちの方なんでしょうかね。

2020年7月現在、日本のプレッパーの数は、まだ、少ないです。
しかし、もしかしたら、今後、増えてくるかもしれませんね。
さすがに、カタストロフィに備える真性ガチプレッパーが現れなかったとしても、ちょっとした危機に備えるプチプレッパーの数は確実に増えていくでしょう。

プレッパーたちの困った側面とは?

最後に、プレッパーたちの困ったところについても紹介しておきますね。

しっかりと緊急時に備えるプレッパーは、慎重でとても頼りになります。
しかし、そんなプレッパーの評価は、必ずしも良いものばかりではありません。
将来に起こりえる危険や災害に対して十分な備えを用意することは大切ではあるのですが、中には、いささかやり過ぎと思われている人たちもいます。

たとえば、一部のプレッパーは、大量過ぎるほどの食料や水を備蓄するだけでなく、社会崩壊後の暴動に備え、防御装置を自宅に設置し、武器を装備して、独自の軍事訓練を行っています。
プレッパーのこのような行動が、近隣に住む住人たちの恐怖や脅威を生むこともあるのです。

たとえば、2012年に起こったサンディフック小学校銃乱射事件の犯人のアダム・ランザは、子供時代からプレッパーとして訓練を受けていたことが話題になりました。
このような痛ましい事件が、プレッパー全体のイメージダウンに繋がることもあります。

また、行き過ぎた行動のせいで周囲に変人扱いされるプレッパーもいます。
一部のプレッパーは、
『もし、カタストロフィが起これば、備えがない奴らは死ぬ。そうなれば、本当に正しいのは自分たちだということが証明されるだろう』
という少しばかり歪んだ優越感を持っています。
そういった人たちは、むしろ、社会が崩壊する瞬間を待ち望んでさえいることもあるのです。

しかし、くれぐれも誤解しないでください。
プレッパーの人たちすべてが危険、という意味ではありません。

むしろ、多くのプレッパーたちは、他のプレッパー仲間たちと協力するだけでなく、同じ地域に住んでいる住民たちと協力関係にあります。
自分たちだけが生き残れればいいんだ、という考え方ではなく、非常時の通信や移動手段を提供することで、地域の人々に対して貢献したいと考えているのです。

いかがでしたでしょうか。
このように、良い意味でも悪い意味でも注目が集まっているのがプレッパーという生き方なのです。

まとめ 今後、日本人のプレッパーは増えていく?

いかがでしたでしょうか。
ここまで、プレッパーの優れているところや、プレッパーが活躍するドキュメンタリーや映画、アニメ、漫画、小説などを紹介してきました。

正直、日本では、まだ、プレッパーの数は少ないです。
しかし、感染症や災害などに何度も直面することで、日本人は、備えることの重要性を学んできているのではないでしょうか。
そのため、少しずつ時間をかけて、プレッパーと呼ばれる人も増えていくかもしれませんね。

当ページの情報が、プレッパーをよく知るための参考になれば、すごく嬉しいです。

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