ハヤカワミステリマガジンのバックナンバーの感想を推理小説スキーが垂れ流す

皆さんは、ミステリは好きですか!?

ぼくは大好きです!!
好きすぎてご飯が三倍いけるくらいに好きです(笑)

というわけで、ミステリが大好きなぼくが、ハヤカワミステリマガジンの最新号からバックナンバーまで順番に紹介していきます。
(すいません、ぼくの守備範囲外の企画もあるので、気に入って購入した号だけになるかもですが……)

ミステリマガジン 2018年 09月号の感想

今月のハヤカワミステリマガジンの見どころは、なんといっても、レイモンド・チャンドラーの未発表掌編が掲載されているところです。
レイモンド・チャンドラーといえば、ハードボイルドの御三家の一人。
近年では、村上春樹さんも翻訳しており、注目を集めています。

そんなレイモンド・チャンドラーの掌編のタイトルは『大丈夫――彼はただ死んだだけだから』。
とても皮肉な余韻が残る、辛辣なお話でした。

1950年代に書かれたはずなのに、2018年、現在にも通じる内容で、一読の価値があります。
さすが、レイモンド・チャンドラー。
物語の題材選びが、とても的確ですね。
レイモンド・チャンドラーが、一体、どのような基準で、書くべき物語を決定しているのか、その基準が気になるし、一ライターとしてはチャンドラーのような物差しを獲得したいものです。

『大丈夫――彼はただ死んだだけだから』の翻訳は、田口俊樹さん。
田口俊樹さんの翻訳は、ローレンス・ブロックやトム・ロブ・スミスの本を読むときにお世話になっています。
他にも、魅力的な小説やノンフィクションをたくさん翻訳している方です。
田口俊樹さんの文体は、ぼくにとって、すらすらと読める感じで読みやすいので好きです。
田口俊樹さんの翻訳だと、とても安心して読み進めることができる気がします。

また、ジョン・ル・カレのインタビューも非常に良かったです。
ジョン・ル・カレは謎の多い作家でもありますが、かれの小説には、そんなジョン・ル・カレ自身の人生が非常に密接に関係しています。
今回のインタビューは、ジョン・ル・カレの小説の謎の一端が垣間見えた気がしました。

ジョン・ル・カレの小説。
とても難しいのですが、今度、機会があったら挑戦してみる予定です。

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ミステリマガジン 2018年 03月号の感想

原尞。
ハードボイルド界の生ける伝説と呼ばれた探偵小説の名手。

そんな原尞さんの最新作『それまでの明日』の第一章が一足先に見れた。というだけでなく、原尞さんのハードボイルド小説への考え方が分かり、非常に参考になりました。

原尞という作家は、このハヤカワミステリマガジンで初めて知ったのですが、伝説の寡作作家の14年ぶりの最新作と言われると読んでみたくなります。

文章を読んでみてビックリした。
凄い。
何が凄いのか、説明が難しい種類の凄みを感じました。
そうですね。
ネット記事のコピペ記事・リライト記事が書けるものとは一線を画している文章なんです。
これは、書くのに時間がかかるわけだよ。
どう見ても、複数の文献やいろいろな情報を総合的に脳みそを使って踏まえた上じゃないと書けない文章だから。

ただ、時代は量産型の分かりやすい文章をつくる、という方へ流れているので、小説家志望の自分が、原尞さんの文体を真似て書いていく、というのは現実的ではないなーと感じました。

原尞さんは、稀有な文章を書く人ですね。
ちなみに、原尞さんは、エッセイでこんな風に語ってます。

自分の書くものを少しでもましなものにするためには『最初の読者』としての自分の眼をごまかさないこと、少なくとも、自分では読みたくも買いたくもないような小説を書かないこと–私はそれ以外の創作方法を知らない。

こんな姿勢で書いている人だからこそ、ぼくも買いたいし、何度も繰り返し読みたいと思います。
原尞さんの書いたものについて、無性に読みたくなってきますね。
今回のハヤカワミステリマガジン、原尞さんの魅力が存分に伝わる一冊でした。

それとは別にちょっとだけ。
モノ申させてください。
一つだけ不満なのです!!

それは、ハヤカワミステリマガジンで、ぼくが大好きなサイコミステリ漫画『ROUTE END(ルートエンド)』が未だに紹介されていないことです。
ミステリ雑誌なのに!!

ROUTE END(ルートエンド)は、上質なミステリ小説を読んでいる感覚になれる漫画です。
しかも、結構、猟奇的な事件を扱うのにも関わらず、ジャンプ+(プラス)で連載しているというのが凄いです。

でも、それと比較すると、ぼくの好きな雑誌『映画秘宝』は、この辺り、とてもニュートラルで面白ければ、なんでも紹介してくれるスタンスが好きです。

ちなみに、2018年3月号の映画秘宝にROUTE END(ルートエンド)が紹介されていました(笑)

それぞれ、どちらも良い雑誌なので、皆さんにも購読をおすすめします(^^)

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