『9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために』が教えてくれる生存戦略

今回紹介する本は9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために です。尖った本を出し続ける大好きな早川書房から、またまた、問題作が出たのでついつい買ってしまいました。

この本、かなりスゴいです。
どれくらいスゴいのかというと、まず、推薦してくれてる人がスゴい。

あのスター・ウォーズ/フォースの覚醒のJ・J・エイブラムス監督が、
『世界の急激な、現在進行形の進化とは何か。その批判的な絵解きを、目の覚めるような、痛快で、なにより素晴らしいのは楽観的なタッチで見せてくれる。要するに、すごくヤバい本です』と賞賛しています。

本好きで映画好きのぼくには、これだけで読まないわけにはいかないんですが、他にも、この9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために を読むべき強い理由があります。

それは、加速し変わり続ける世の中では、地図ではなく、何か指針のようなものを持たないと生き残り続けることが困難だからです。

超賢いはずの人々もたびたび時流を読み間違える

1977年、世界最大級のコンピューター企業の一つDECの社長ケン・オルソンは、聴衆を前にして『どんな個人であれ家庭にコンピューターを持つべき理由などない』と言いました。

また、元マイクロソフト社CEOスティーブ・バルマーはUSAトゥデイ紙に対して、『iPhoneがそれなりの市場シェアを獲得する見込みはまったくない』と語っています。
では、時流を読み間違えず、生き残っていくためには何が必要なのでしょうか。

9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために は、9つの法則を提示しています。

9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために が教える9つの法則

【9つの法則】
1、権威より創発
2、プッシュよりプル
3、地図よりコンパス
4、安全よりリスク
5、従うより不服従
6、理論より実践
7、能力より多様性
8、強さより回復力
9、モノよりシステム

9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために では、上の9つの法則を踏まえて、目まぐるしいスピードで変化していく時代に対応することができるとされています。

9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために の著者、伊藤穰一とジェフ・ハウとは?

9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために を書いた伊藤穰一、ジェフ・ハウとは、どんな経歴を持つ人たちなのでしょうか。

伊藤穰一ってどんな人?

伊藤穰一さんは、2017年7月現在、MITメディアラボの所長、PureTechHealth取締役社長を務めている人です。
その他にも、ニューヨーク展開がタイムズ、ソニー、マッカーサー基金、Knight Foundation、デジタルガレージなど様々な取締役でもあります。

日本では、NHK『スーパープレゼンテーション』のナビゲーターとして知っている、という人も多いかもしれませんね。

伊藤穰一さんのその他の著書としては、ネットで進化する人類やプレゼン力(ノーベル賞を受賞した山中伸弥さんと共著)などがあり、9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために は、伊藤さん自身の哲学を網羅的にまとめた初めての著書となります。

ジェフ・ハウってどんな人?

ジェフ・ハウさんは、ワイアード誌コントリビューティング・エディター、inside.comでのシニア・エディターやヴィレッジ・ヴォイスのライターなどをしており、2017年7月現在は、ノースイースタン大学助教授、MITメディアラボ客員研究員を務めています。

ジェフ・ハウさんの他の著書としては、クラウドソーシングがあります。

二人とも、なんだか良く分からないが、とんでもなく迫力のある肩書きを持っていますよね。
でも、ぼくは、やっぱり、早川書房の本が好きなので、翻訳者に惹かれた部分も強いです。

9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために の翻訳をしたのは山形浩生

山形浩生さんといえば、あのジョージ・オーウェルの動物農場を日本で翻訳してくれた人です。

この人は、大手調査会社(どこなんだろう?)に勤務しながら、文学、科学、経済などの幅広い翻訳をしている博学な人で、オーウェルの動物農場以外にも、クルーグマンの『さっさと不況を終わらせろ』、ピケティの『21世紀の資本』、エアーズの『その数学が戦略を決める』などがあります。
また、自分でも本を書いていて、主な著書に『新教養宣言』、『要するに』があります。

9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために の感想

なんだか、後半は、9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために の著者、翻訳者紹介に終始してしまった感もありますが、とても為になる本です。特に、新しいシステムやルールが生まれ、変化が著しいIT業界にいる人やITに関わる人にとっては必読の一冊と言えるでしょう。

ぼくとしては、はっとさせられる部分がたくさんあったし、世界中で起こっているいろいろな変化とその仕組みについて知ることができたので面白かったです。

悪いところもありますが、これは、翻訳本にありがちなことで、ちょっと、分かりにくい文章があったということですかね。

多分、地の文章がかなり難しいことを言っているのだと思います。これについては、なかなか、翻訳する方も辛いところではないかと……

また、もうひとつあって、それは、9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために では、9つの法則について説明されていますが、そのシンプルな法則に対する、それを分かりやすく説明するはずの例が分かりにくいことです。
いや、読んでいるぼくの頭が悪いせいなのではないかと思いますが、そんなぼくの頭でも簡単に理解できるように、もっと単純にまとめてくれていてもいいのではないかと思います。

とはいえ、9(ナイン)プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために は、どんどん変化していく現在を生き延びるためのコンパスとなる指針をたくさん教えてくれますので、一読の価値がある書籍です。

詳しい内容はこっちにも書いたので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。

目まぐるしい時代の変化に対応するために頭に叩き込んでおくべき9つのポイント

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