2019年5月の日記

2019年5月19日 カフカが好き

ぼくはへそ曲がりです。
人が好きなものとは異なるものを選びたくなる性質があります。

そういう傾向は読書にもあって、ベストセラーではなく、周りを見渡してもほとんどの人が読んでいないものを読みます。
たとえば、フランツ・カフカとか。
しかもカフカの代表作ではありません。
『変身』とか『審判(訴訟)』とか『城』なんか読みません。

『カフカ全集〈3〉田舎の婚礼準備・父への手紙』といって、すでに絶版となった本をひとり好んでクスクスと読んでいるわけです。

でも、カフカは読んでいて心地が良いです。
読んでいると気持ちが暗くなってきますが、最近の自分の気持ちと寄り添ってくれる部分があって、ぼくにとってはとても心地が良いのです。

ぼくは、いつも、心の奥底に絶望や諦めみたいなものがあります。
それが、カフカの小説や書いたものを読んでいると肯定してもらえている気がして、肩ひじを張らずに、また、ぼくがすべきことや向き合うべき地獄と対峙することができるのです。

一応、自己弁護のためにいっておくと、ぼくは別に性格が暗いわけではありませんから!
ただ、競争社会で勝ち抜くために何が必要か分かっていて、何をしなくてはいけないのかも見えているから、それにうんざりしてしまうんだけなんですっ!

明るい人って、だれかを押しのけたり、押しのけられたり、それを気にせずにやれる人だけなんじゃないのかなって思います。
あるいは、そんなこと何も考えていない人。

人は、同じ人間を、あるいは他の生物を食い物にすることで生きています。

ぼくは、それが辛いのです。
そうしながら生きていかないといけないことが。
それでも、生きたいし、子供を育てたいと思うことが。

だれとも争わずに生きていけたらいいのに。
なんて……
まるで、子供みたいなこと言ってますよね。

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